こんにちは 前回に引き続きバフェットが日本5大商社株に投資した本当の理由について紹介いたします。

バフェットが日本5大商社株に投資した本当の理由

まず、歴史を振り返るとコモディティの時代が到来することについてですが、

バフェットの投資グラフ

このチャートはコモディティ指数をS&P500種指数で割った指数の推移です。 指数の見方は指数が上昇していればコモディティが株に対して買われていることを意味する一方で、指数が下落していればコモディティが株に対して売られていることを意味します。

例えば近年はこの指数が大きく下落しているのでコモディティが株に対して売られ過ぎていることを意味します。 そして過去50年を振り返ると1973年のオイルショック、1990年の湾岸戦争、そして2008年の金融危機に指数がピークをつけるなど17年周期が存在していることが確認できます。

なぜコモディティ17年周期が存在するのかというと、明確な根拠や理論があるわけではありませんが、人口動態の影響などが需給のバランスに影響しているからだと考えられます。 例えば、ある年を起点にトウモロコシの需要が増加すれば生産農家は生産量を増やすはずです。 そして翌年の需要がさらに増加すれば農地を拡大させるなどしてさらに生産量を増やします。

この時、需要が増加しているのでトウモロコシの価格は右肩上がりで値上がりしますから、生産農家は大儲けすることができます。 しかし、ある

年を起点にトウモロコシの需要が減少に転じたとします。生産農家は生産量を増やしていたので需給バランスが崩れてトウモロコシの価格が値下がりし始めます。

翌年、さらに需要が減少しても簡単に供給量を減らすことができないので価格はさらに値下がりします。すると生産農家は農地を維持することができなくなるので規模の縮小に踏み切ります。 そうして少なくなった需要に対して供給量も少なくなるので次第に価格が落ち着きを取り戻します。

しかし需要が再び上向き始めても生産農家はすぐに農地を拡大させて、生産量を増やせるわけではありませんから需要が増加している中で供給が追いつかず価格が再び値上がりしていくんです。 コモディティにはこうした需給バランスのサイクルがあるので、価格は永遠に値下がりすることも 値上がりすることもないんです。

そしてこの17年周期はコモディティの需給にサイクルがあることを示唆し、過去の経験則に従えば前回のピークが2008年だったので次のピークは17年後の2025年頃になる公算が大きく、株式に投資するよりもコモディティやコモディティ関連株に投資した方が報われる可能性が高いと言えるんです。

バフェットの投資グラフ2

実際、5大商社株の過去の株価の推移を振り返ると、1973年、1990年、そして2008年にピークを打っていることが分かります。

バフェット投資グラフ

例えば、伊藤忠商事は1973年、1990年、2007年にピークを打ち、三菱商事は1973年、1989年、2008年にピークを打っています。

ちなみに株価がコモディティーよりも1年早くピークをつける傾向があるのは株価はコモディティの先行指標になるためです。 ですからコモディティー価格が2025年にピークをつけるなら、商社株のピークは2024年頃になることが予想されます。

そして株価を見て分かる通り、コモディティバブルが終焉すればその後株価は大暴落します。 そのためバフェットが商社株を永久保有するかどうかは分かりません。

コモディティバブルが終焉する前に利益確定の売りに走る可能性も十分考えられるので、商社株の永久保有は禁物だと言えます。

ちなみにバフェットは5大商社株の発行済み株式の5%超を取得したと発表しており、株価次第では最大9.9%までも自分を高めることを示唆しているので、引き続き買われる可能性があります。

まとめ

バフェットは日本の5大商社株に投資をしたわけですが、これは日本の株式市場に魅力を感じているわけではなくて、コモディティの時代到来に備えた投資だと考えられます。

実際、コモディティには17年周期が存在し、過去の経験則に従えば2025年にかけてコモディティ価格が大暴騰することが予想されているんです。 つまり、これからは株式に投資をするよりもコモディティやコモディティ関連株に投資した方が報われやすいと考えられるので、バフェットはコモディティ価格の値上がりの恩恵を受けるとみられている、5大商社株に投資したと言えるんです。

ただし、コモディティにサイクルがあるということは、強気相場が終焉すれば株価も大暴落することが予想されるので、バフェットは5大商社株を永久保有するのではなくて、強気相場の最終局面で売却することが予想されます。

そのため、バフェットの真似をして商社株に投資したい人はコモディティの時代の波に乗る投資として商社株に投資をしてもいいと思いますが、あくまで時代のサイクルに乗るだの投資なのでバイアンドホールドは禁物だと言えます。